栽培方法

krhatake

◎種まきの時期
3月下旬から10月下旬まで、いつでも種まきができます。そこで、ケールの葉を1年中収穫しようと思えば、種まきを2~3ヶ月ずらします。ただし、冬はあまり生長しないので、北海道や青森などの寒い地方では春から夏の間に種をまき、雪が降りはじめる前までに肥料をやって大きく育てます。

◎苗床づくり
市販のプランターか木製や発砲スチロールの箱(横と底にキリで5mmくらいの穴を開ける)の中に、園芸土(野菜用の土や種蒔き用の土など。園芸店で販売)を深さ8~10cmほどいれます。この土に適量の川砂や腐葉土を混ぜると、さらに土壌が良くなります。路地でも可能です。

◎種の蒔き方
苗床の表面を小指やハシでなぞって、深さ2~3mmの浅い溝を5~8cm間隔でつけます。この溝の中に種を筋まきし、土をかけないで軽く押さえておきます。水やりは、発芽するまでは土が乾いたらやり、発芽してからは1日1回やります。肥料はいりません。

◎移植
種蒔き後1~2ヶ月で、ハート型の本葉を2枚以上つけた芽が出てきます。この若い苗を移植すると生長が早く、根張りの丈夫な株に育ちます。
移植のやり方は、元気のいい苗を選び、苗床からていねいに引き抜いて、次の苗床(前と同じ要領で新たに作るか、以前の苗床を耕して使用してもよい)に10cm間隔で移植します。この時、根がすっぽりと入る大きさの穴(直径3~4cm、深さ5~7cm程度)を開けておき、茎の下を手で持って穴の中へまっすぐに差し込みます。そして穴を埋め戻します。
移植しなかった苗は、柔らかくて栄養が豊富なので、おひたしなどにして食べるといいでしょう。

◎ 定植のやりかた
本葉が5~6枚(高さ12~15cm)に生長したら、定植することができます。大きく育った株のほうが活着力(根つきや生長力)が強く、病害虫への抵抗力があります。栽培に適しているのは、日当たりが良く(日照5~6時間以上)、風通しと水はけのいい場所です。水はけの悪い畑では畝を高くするとよいでしょう。
株の間は少なくとも60cm以上あけておくと収穫のときにも便利です。
なお、畑がない場合は、植木鉢(直径50cm程度、深さ30cm程度)を用意します。小さな鉢では肥料切れを起こして葉が大きく長期間育ちません。
鉢の底に、砂か砂利を厚さ3cmくらい敷いたら、その上に有機肥料を全体の3分の1程混ぜた園芸土を入れて、いっぱいにします。1本植(1鉢に1株)にすると生長がよく、1ヶ月目あたりから、成熟葉を半年以上にわたって採取できます。
成熟葉の青汁を毎日1合(180cc)飲もうとすれば、1本植えが10鉢くらいは必要です。

◎収穫
ケールの葉は、上手に育てればウチワくらいのになります。葉が水平近くになったものを、下から順に採取していきます。株を腐らせる細菌の侵入を防ぐために、葉の柄を茎から2~3cm離れた所から下向きに押さえながら手や刃物で摘み取ります。

◎追肥
定植から半年を過ぎると、肥料切れで葉が小さくなってきます。これを防ぐため、定植後4~6ヶ月で追肥を行います。茎の周囲に深さ10~15cmの穴を掘り、その穴の中に有機肥料を入れて土をかぶせておきます。

◎虫の駆除(基本的には害虫はいない)
アオムシは、手で(ピンセット、割り箸でも可)取り除き、アブラムシは、牛乳を薄めずに霧吹きなどに入れて、直接散布すると効果があります。葉の裏には、スリップス(赤ダニのような体長1mm前後の虫)がついたり、チョウチョウが卵を産みつけたりします。こうした葉は、発見しだいに焼き捨てます。

◎その他の注意点
成熟葉の水やりは、炎天続きで土が乾いたとき以外は必要ありません。また、雪をかぶっても根は腐りませんが、寒い地方では雪よけをしてもいでしょう。